花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


JR日暮里駅前の“太田道灌像 回天一技”と“天丼てんや”からの続き>

次男宅に着いた次の日の朝、孫娘のMEと一緒に3人で出かけた。

まず駒込の“六義園に行ってみようということでJR田端駅まで歩いた。

Saas-Feeの風はICOCAを使うから改札ゲートをスムーズに抜けられる。

抜けたあと、振り返ると後ろに続いているはずのMEと風の神の姿が見えない。

ええっ、いったいどこへ行ったの

通行の邪魔にならない場所で5-6分待っていると

風の神だけがゲートを抜けてきた。

話を聞くとMEのSUICAが改札ゲートで拒否されたため

事務所でその理由を確認したうえで

MEはカード買い替えの手続きをしているとのこと。

なぜ拒否されたかというと、この日は4月1日

この日からMEは中学生になっており

これまで使っていた小学生用のSUICAを使えなくなっているのだ。

事務所でおとな用のSUICAに買い替え

改札ゲートを遅れて通過したきた。

「昨日だったら使えたのにね」


JR田端駅プラットフォーム

230401-1006田端駅


山手線に乗り、次の駒込駅で下車すると

六義園“染井門”は目と鼻の先だ。

230401-1017六義園

入場料 65歳以上 ひとり150円  MEは無料(小学生と都内在住・在学の中学生)

安いよねえ~


六義園は五代将軍 徳川綱吉”の側用人として

権勢をふるった柳澤吉保がつくった庭園であり

明治時代には岩崎彌太郎の別邸になっていたそうだ。

230401-1030六義園

実はこの六義園は風の神との初デートの場所だった。


「あのとき、ベンチに座ったよねえ~、あのベンチはどこにあるのだろう」

ベンチのあった場所を覚えていない。

1971年9月某日のことで、結婚式は1972年3月26日

初デートから結婚式まで半年・・・。

父がせっかちで「結婚するなら早いほうが好い」

あれよあれよという間に婚約指輪から結婚指輪まででき上ってきた。

230401-1040六義園

関東一家と関西一家とがおつきあいするなかで

しきたりが異なることにきづくことがある。


風の神家族が最も戸惑ったのは

婚約前に両家が交わす“釣書”だった。

”釣書”は関西では普通のこととされるらしいが

Saas-Feeの風も“釣書”のことを知らなかった。

婿を釣るための、嫁を釣るための書類と聞いたことがある。

簡単にいうと父母の身上書、本人の身上書

そして兄弟姉妹の身上書が一式になった書類だ。

現在でも、釣書のやりとりはあるのだろうか。

230401-1045六義園

先日の朝の連続テレビ小説“らんまん”のなか

万太郎の姉・綾さんの縁談を持ち込んだ男性が

お相手の釣書を祖母のタキさんに渡すシーンをみて

久しぶりに当時の釣書のことを思い出した。

230401-1052六義園

話を戻して、ふたりが初めて顔を合わせたのは

初デートの日の2ヶ月ほど前のことであり

Saas-Feeの風の勤務先(横浜)に

風の神(三鷹にある会社勤務)が

原子吸光分析装置を使うため出張してきたときだ。

ヤマブキ
    
230401六義園の花-1
             
ドウダンツツジ        サクラ

その日のSaas-Feeの風は有給休暇を取って

東京の病院に入院中の上司の見舞いに行くことにしていたが

面会可能時刻までかなりの余裕があるので午前中は出社していたところ

偶然、廊下で出会った風の神からトイレの場所を訊ねられた。

それがきっかけで2ヶ月後の初デートに至った。

ドウダンツツジ       カイドウ
             
230401六義園の花-2
         
    ツツジかな        クマザサ

だから、風の神が出張してこなかったなら

或いは、Saas-Feeの風が午前中から東京に出かけておれば

ふたりが出会うことは無かったのだ。

“運命の赤い糸”を身をもって知ったことになる。

230401-1058六義園

この日までにSaas-Feeの風が六義園を訪ねたのは

初デートのときと2012年03月01日の2度だが

風の神は初デートの日の一度のみだ。


受付けに備えてあったスタンプ

六義園スタンプ

このあとは旧古河庭園に向かう。


(撮影 2023年04月01日(土) OLYMPUS XZ-10など)

          

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思い出の場所なのですね
ここは最近行ってないです
これからは行ったとき、きっとこちらの記事を思い出します(^^)
ぽち
[ 2023/04/28 09:22 ] [ 編集 ]
よく覚えておられますね。
先日、結婚記念日は何時だったか聞いて怒られましたよ。
4月19日でした。
[ 2023/04/28 09:34 ] [ 編集 ]
ご無沙汰しました
我が家も関東からお嫁さんを迎えました
両家の釣書確かに。。(笑)
そして、こちらの風習の「おため」は先様にはちんぷんかんぷん(笑)
http://nonkinako-3.dreamlog.jp/archives/52219113.html
各地で今も残る(残ると思っているのは、我々の年代までですかね)風習ですね

お孫さんも中学生になられて、子供運賃から大人の運賃になられた訳ですね
カードもさすがぁ・・(笑)

思い出の場所にお孫さんと一緒に出向かれて、感無量ですね
いいお天気でよかったです
[ 2023/04/28 10:27 ] [ 編集 ]
おはようございます♪
今日は素敵なお話で、自分の恋愛事情など思い出しましたね(^^)
みんな若い頃が有ったんですものね(^o^)
我が家の結婚記念日は、一週間後ですが、
『心筋梗塞』発症記念日でも有ります(゚m゚*)プッ
[ 2023/04/28 11:16 ] [ 編集 ]
運命の赤い糸・・・
素敵な話ですね~出会いから結婚まで意外と短い方がいいのかもしれませんよね~
今は独身貴族が多すぎますよね!男性も女性も…それにもっとややっこしいのが同性なんて言うのがあって

六義園が思い出の場所ですね!私3年ほど前に六義園にライトアップで行きましたが、やはり昼間の方がずっといいような気がします

桜やドウダン躑躅の美しいときに行かれましたね!
思い出いっぱいの六義園、風の神様には日頃一杯の感謝でしょう!!
大分肩の方もよくなられましたか?
またいろいろお出かけください
[ 2023/04/28 13:50 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん、こんばんは~♪
六義園、懐かしいです。
私が行ったのは、24~25年前になります。
クリスマスの頃でしたが、まだ紅葉が少し残っていました。
風さんは奥様とのデートの場所だったのですね。
日比谷公園や井の頭公園がデートのメッカだったことは
知っていましたが、六義園は頭にありませんでした。
初デートから半年で結婚なさったのですか…。
私は中断していた時期もありますが、5年お付き合いをしました。
“釣書”は娘の時もありました。
話は大体聞いていたので、なくても良いと思ったのですが、
お婿さんのご両親が京都と奈良ご出身ということも
関係していたのかもしれません。
ヤマブキや桜など、木花が美しいですね。
[ 2023/04/28 18:33 ] [ 編集 ]
釣書
我が家も九州と群馬と離れてますが
どちらにも釣書はなかったですね。知らないことでした。
思い出の六義園でしたか。
私もしばらく行ってませんね。古河庭園も同じです。
[ 2023/04/28 20:08 ] [ 編集 ]
六義園は風様の思い出の場所だったのですね。

私たちは東京にいた30年前、訪れました。
三菱に勤務していたことから旧岩崎別邸に
夫は関心がありました。

今はこの近くに次男一家が住んでいます。
賃貸住宅ですが。
孫は駒込小学校です。
[ 2023/04/29 09:12 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん  こんばんは
六義園は素敵な思い出の場所なんですね
初デート いいですね 若い頃を思い出しました
デートは公園が多かったですね

六義園とても懐かしいです
姉が結婚をしたころ駒込に住んでいたのでたまに遊びに行きました
四季を通してお庭が綺麗でした
お庭も随分変わったでしょうね
[ 2023/04/29 19:12 ] [ 編集 ]
Σ たんぽぽさんへ
ハハハ、思い出してくださらずとも好いのですよ~~(^_-)-☆
新緑の時期にお出かけになってくださいね。
いつも応援ありがとうございます。
[ 2023/04/30 11:08 ] [ 編集 ]
Σ ma_kunさんへ
結婚記念日を忘れてはだめですよ~~(^_-)-☆
そりゃあ叱られますね。
なにかプレゼントをしないとね・・・。
[ 2023/04/30 11:09 ] [ 編集 ]
Σ のんきさんへ
お嫁さんの場合にも釣書があったのですか。
関東では釣書の習慣が無いと思っていました。
それともこちらの地域の習慣をお嫁さんにも・・・ということですかね。

我が3人の息子のうちふたりの嫁は東京と神奈川に実家があります。
婚約時に釣書のことをまったく気にしませんでした。
話にも上らなかったのですよ。

もうひとりの嫁はこちらに実家がありますが
東京・神奈川同様に釣書の話はありませんでした。

おため おうつり・・・初めて知りました。
そもそも実家にお祝いを届けてもらうことを想定していなかったですね~。
たとえ、届けてくださったとしても、
そのお祝いを結婚したふたりに届けるでしょうね。
その結果、ふたりが返礼することになるのでしょうが・・・。

その地域それぞれに習慣があって、
それに溶け込むかどうかは本人次第ということでしょう。
[ 2023/04/30 11:23 ] [ 編集 ]
Σ ベルさんへ
そうだったですね。
決して忘れることのない日ですよ。
お元気にその日をお迎えになられて
それからさらに1年後のその日をおふたりでお迎えになることを
お誓いになる日ですよ(^^)/
[ 2023/04/30 11:26 ] [ 編集 ]
Σ 花ぐるまさんへ
ライトアップってSaas-Feeの風はあまり好きではないのですよ。
サクラのライトアップ、紅葉のライトアップ・・・
そんな必要がどこにあるの?
やはり自然のなかに置いてどいて欲しいと思います。
人工的作為を感じる自然には興味がわきません(^_-)-☆

時期は好かったですね。
さまざまな植物を見ることができました。
あれほどの庭園入園料が、ひとり150円は安すぎますよ。

腱板断裂のリハビリを欠かさず行ってもらっていますが
切れているわけなので、リハビリでは繋がらず
痛みはひどくなったりやわらいだりしています。
あとは慣れになるのでしょうね。
右腕が天に向かって上げられない・・・
地面に水平に支えられない・・・
これらはずっと同じです。

気にかけてくださってありがとうございます。
[ 2023/04/30 11:34 ] [ 編集 ]
Σ hiroさんへ
hiroさん、こんにちは。
日比谷公園、井の頭公園、有栖川宮記念公園には行きましたよ。
西武池袋線沿線の公園にも行ったような記憶がありますが
名称を覚えていません。

釣書の交換はお婿さん側からの提案だったということで
hiroさんご自身は釣書のことをご存じなかったのでしょうか。
関東には釣書が無いものと思っていたのですよ。

六義園にお出かけになってみてはいかがでしょう。
25-6年前の思い出が甦ると思いますよ。
[ 2023/04/30 11:48 ] [ 編集 ]
Σ 大連三世さんへ
群馬は関東だから釣書が無いかもわかりませんね。
九州にも無いのですか。
土佐にはあった・・・(テレビドラマから)
どこにあって、どこにないのか・・・
なんだか興味がわいてきました。
[ 2023/04/30 11:51 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさんへ
単身赴任中の三男が六義園近くに住んでいたことがありました。
どのあたりだったのか、確認しなかったので判っていませんが。

30年ほど前でしたか。
上京の折に再訪なさってください。
新緑のころ、紅葉のころが好いでしょうね。
[ 2023/04/30 11:55 ] [ 編集 ]
Σ えつままさんへ
えつままさん、こんにちは。
公園ばかりを利用していましたねえ。
現在のように、なんでもあるような時代ではなかったですよね。

そうだったのですか。
六義園をなんどもお愉しみになったのですね。

園内に変化があったのかどうか、Saas-Feeの風はまったく判りませんでした。
当時のことを覚えていなかったのですよ。
[ 2023/04/30 12:01 ] [ 編集 ]
一度
息子夫婦の案内で 一度出かけたことがあります。
将軍の おなりが 何回も あった場所ですよね。
桜の頃に もう一度行きたいものです。
手入れにかかる 人 お金 などを考えてしまう貧乏人です。

[ 2023/04/30 13:15 ] [ 編集 ]
こんいちわ
六義園、懐かしいですね~
勤務時代に練馬区の平成つつじ公園の仕事で出張した際に、関係の設計事務所の方が六義園に連れて行ってくださいました。東京の真ん中にこんな素晴らしい庭が残されているのに感激でした。
つつじ関係の古い書籍にも六義園の名と植えられているツツジが残されています。

東京近郊にお住いの皆さんには、練馬区の平成つつじ公園のつつじを是非見ていただきたいと思います。
練馬区とはつつじを通じて長いお付き合いがありました。園内には久留米で作出されたつつじに記念として
練馬の名前を付けた「練馬の鏡」という名花があり久留米つつじもかなりの数植えられています。
植栽指導の折、事務方の私も事務手続きで同行いたしました。

素晴らしいつつじ園です!!

[ 2023/04/30 18:06 ] [ 編集 ]
Σ 小紋さんへ
入園料をもう少し高めに設定しても好いような気がします。
一般はひとり300円、65歳以上は150円ですからねえ・
仰るように維持管理費はかなりの額になると思いますよ。
[ 2023/04/30 21:04 ] [ 編集 ]
Σ はなさんへ
はなさんはそのようなお仕事をなさっておられたとは
まったく知りませんでした。
植物のことをとてもよくご存じのはずです。
驚きましたよ。

西武池袋線には何度も乗車しましたが
練馬駅で下車したことはありませんでした。
平成つつじ公園・・・平成時代に造られた公園なのでしょうか。

久留米ツツジの咲く時期に上京できれば、ぜひ入園したいと思います。
情報をありがとうございます。
[ 2023/04/30 21:13 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

Author:Saas-Feeの風
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(撮影 2008年07月09日)

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