花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


“マッターホルンのモルゲンロート そしてアレッチ氷河へ スイス2006 その33”からの続き>

8:45 アレッチ氷河を左に見ながらベットマーアルプ展望台(標高 2647m)を出発。

09:22

転落しないように注意しながら歩を進める。

060714-0922.jpg


09:25

アレッチ氷河のそばにヒツジの群れが見える。

背中に緑のマークをつけてある。

060714-0925.jpg


09:28

060714-0928.jpg


09:35

ここにもヒツジ

060714-0935.jpg


09:57

060714-0957.jpg

このあたりのガレ場で風の神が足を滑らせ、右足首を捻挫する。

これまで言葉を交わしたことのなかったハイキング参加者からは鎮痛塗り薬を

Heidiさんから足首用サポーターとトレッキングポールを借りてハイキングを続行する。

ここで歩けなくなると救急ヘリコプターで脱出するしかない。

焦った、焦った


10:08

犬がハイキングの一行を興味深げに眺めている。

060714-1008.jpg


10:22-10:25

見かけたスイス・アルプスの花

060714-102225.jpg

ペディクラリス・ケルネリ
ゴマノハグサ科 シオガマギク属
花期 7-8月  生育地・標高 1800-3000m


10:31

奥の左にメンヒ(標高4107m) その右にトルークベルク(3933m)が見えてきた。

トルークベルクの右から流れ出ているのはエーヴィッヒシュネーフェルト氷河

アレッチ氷河と合流している付近がコンコルディアプラッツ

060714-1031.jpg

轍のように見える黒い帯は

氷河が運んだ岩石・岩屑の堆積したモレーン

アレッチ氷河はアルプス山脈最大・最長の氷河

全長 24㎞   幅 1600m   氷の厚さ 900m


途中で氷河を横断する人の列を見た。

ゴマのように小さく見えていたがヘルメットをかぶり

それぞれをザイルで繋いでいる様子が判った。

アレッチ氷河横断ツアーとのことだった。


10:50

アレッチ氷河の表面

060714-1050ごろかな


10:57

ここでアレッチ氷河と別れて右に進路をとる。

060714-1057_20210708103022e3a.jpg

一説に「今世紀末には消滅する可能性あり」というアレッチ氷河

近年の温暖化を感じると「そうかもしれない」と思ってしまう。

世界遺産のアレッチ氷河を失わないようにしたいものだ。


10:57

060714-1057.jpg

(撮影 2006年07月14日(金) CANON IXY Digital55 一部フィルム写真

<次回はアレッチ氷河をあとにして>

          

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【ここまでの様子はこちらで】

“二度目のスイス・アルプス満喫ハイキングに出発 スイス2006 その1”

“ラウターブルンネン(796m)から“ミューレン”(1638m)へ   スイス2006 その2”

““ミューレン”(1638m) ディナーの前に“ミニミニハイキング” スイス2006 その3”

“夜明けのアイガー、メンヒ、ユングフラウを見る スイス2006 その4”

“007ロケ地のシルトホルン(2970m)からアイガー、メンヒ、ユングフラウを見る スイス2006 その5”

“シルトホルンを降りミューレンからグリュッチアルプへ スイス2006 その6”

“グリュッチアルプからアルメントフーベルまでハイキング スイス2006その7”

““ノース・フェイス・トレイル”をミューレンまでハイキング スイス2006 その8”

“ミューレンを後にしてサースフェーに向かう スイス2006 その9”

“カートレインにはバスに乗ったままで~  スイス2006 その10”

“サース・フェー(Saas-Fee 1800m)に到着 スイス2006 その11”

“ハンニック(2350m)からサース・フェーへ スイス2006 その12”

“ハンニック(2350m)からサース・フェーへ 後篇 スイス2006 その13”

“アラリンホルン(4027m)に迫る 前篇  スイス2006 その14”

“アラリンホルン(4027m)に迫る 後篇  スイス2006 その15”

“ミッテルアラリンからの帰途 フェー氷河を間近に見る  スイス2006 その16”

“直近のフェ―氷河に吃驚す  スイス2006 その17”

“レングフルー(2870m)からサース・フェー(1800m)へ 前篇 スイス2006 その18”

“レングフルー(2870m)からサース・フェー(1800m)へ 後篇 スイス2006 その19”

“スネガ(2288m)からマッターホルン(4477m)を眺める スイス2006 その20”

“ウンターロートホルン(3103m)からマッターホルン(4477m)を眺める スイス2006 その21”

“ライゼーの“逆さマッターホルン” スイス2006 その22”

“ゴルナーグラート(3089m)へ  スイス2006 その23”

“ゴルナーグラート(3089m)のマッターホルン  スイス2006 その24”

“ゴルナーグラート眼前に広がる氷河群 スイス2006 その25”

“リッフェルゼーの逆さマッターホルン  スイス2006 その26”

“ツェルマットのバーンホフ通りにて スイス2006 その27”

“サース・フェー(Saas-Fee)散策  スイス2006 その28”

“アラリンホルン(4027m)のモルゲンロート スイス2006 その29”

“サース・フェー(Saas-Fee)散策 その2  スイス2006 その30”

“サース・フェー(1800m)からベットマーアルプ(1950m)へ  スイス2006 その31”

“美しいアルプスの湖“ベットマーゼー”の畔にて スイス2006 その32”

“マッターホルンのモルゲンロート そしてアレッチ氷河へ スイス2006 その33”

          


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おはようございます
素晴らしい風景、消滅しないでほしいですね
ぽち
[ 2021/07/10 06:30 ] [ 編集 ]
温暖化は人間の為せる業であるなら止められるはずと思っていましたが、もっと宇宙規模の力もあるのでしょうか。氷河が消滅し、極の氷が溶け島国が水没するそんなSFの世界に近づく、コロナの蔓延さえなにかただならない不気味さで迫ってくるような妄想を美しい景色を見ながら考える私もおかしいかなあ?
[ 2021/07/10 08:10 ] [ 編集 ]
スイスは素敵ないいところです
こんにちは
おからだの調子b大丈夫になられましたか?
ちょっと具合が悪いと心配ですよね。私も最近ちょっと調子を崩したのでMRIを撮ってきましたが
なんだかだんだん良くなってきたような気がします
アレッチ氷河は私も2012年7月に歩きました。2003年に見フラワーハイキングに行っていたりそのもっと前にはヨーロッパの観光地ツアー13日間のうちのワンシーンがスイスのユングフラウヨッホだったり
とスイスには過去何度も言っています
一番楽しかったのが3週間別荘滞在の生活でした
今氷河は1年に100mも溶けてなくなっているということで将来どうなるのでしょうね
氷河が無くなる可能性も?あるようです
日本の立山にも氷河が存在するのですよね
何とか温暖化を防ぐ方法があればと思います
懐かしい写真をありがとうございます
[ 2021/07/10 10:58 ] [ 編集 ]
氷河
雄大な氷河です! クラインマッターホルン展望台に行ったときでしょうか
真上から見た氷河 深く口を開けて
ここに滑り込んだら あがれないということが よくわかって怖かったです。
スイスに行けたら もう少し 注意深く 観察したいです。
[ 2021/07/10 13:53 ] [ 編集 ]
捻挫
大事に至らず良かったですね。
かわいく鮮やかな花に癒されましたね。
[ 2021/07/10 16:38 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん、こんばんは~♪
羊といえばニュージーランドのイメージですが
スイスにも多くいるのですね。長閑で癒されます。
澄んだ空気のせいか、咲く花も鮮やかでとても綺麗です。
アレッチ氷河の氷はとても厚そうに見えますが、
このまま地球温暖化が続くと、今世紀末には消滅する
かもしれないのですね。そんなことにならないよう、
どうにか止めたいものですね。
奥様、右足首を捻挫されたそうですが大ごとにならなくて
おかったですね。
[ 2021/07/10 18:45 ] [ 編集 ]
こんばんは。

羊さんだ。
↓内視鏡検査お疲れ様でした。

胃の調子はどうもないのですね。
緑のどろっとした薬でしょ。
あれ、こんぶから作った薬ですよ。
薬が流されないように食間で・・・。
[ 2021/07/10 21:45 ] [ 編集 ]
奥様がねん挫ですんでよかったですね。
骨折だったら大変です。ヘリを呼ばなくては
なりませんから。
日本ではヘリと略称しますが、米国では
コプタらしいです。
以前放送大学の英語の先生から教わったことを
思い出しました。
[ 2021/07/11 08:17 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん   おはようございます
スイスはいいですね
行くことは叶いませんでした
沢山のお写真を楽しませていただいています
ありがとうございます
何度見ても素晴らしさに魅せられます
世界遺産アレッチ氷河は消滅しないでほしいいですね
のんびり遊ぶ羊さんもとても可愛らしいです
アルプスの花々も綺麗ですね


[ 2021/07/11 10:50 ] [ 編集 ]
Σ たんぽぽさんへ
現地で100年前の氷河の様子の写真を見ました。
2006年現在の氷河とは全く異なっていました。
これからの温暖化でいっそうの氷河後退が予測できます。
いつも応援ありがとうございます。
[ 2021/07/11 16:00 ] [ 編集 ]
Σ agewisdomさんへ
小松左京さんの作品に「日本沈没」がありますが
将来、あの内容と同様のことが起きるかもわかりません。

[ 2021/07/11 16:02 ] [ 編集 ]
Σ 花ぐるまさんへ
花ぐるまさん、こんにちは。
お身体の具合は如何でしょうか。
MRIの結果が好いことを願っています。
しばらく休んでおりましたのは時間をブログに割けなかったためです。
なんとかクリアしましたので、これまでのように一日おきの活動を目指しています。

何度もスイスに長期間滞在なさったので、あちらの日常生活に慣れておられますね。
あちこちのトレッキングにはうらやましく思っています。

あちらで100年前の氷河の状態を写真で見ましたが
2006年当時の姿とはまるで異なっていました。
あの後退ぶりを目の当たりにしますと、消滅が現実味を帯びてきます。
地球温暖化を食い止めなければなりませんね。
[ 2021/07/11 16:13 ] [ 編集 ]
Σ 小紋さんへ
クラインマッターホルン展望台には行けませんでした。
トロッケナーシュテークまでは上がったのですけどね。
行っておけば好かったですねえ~。
ゴンドラであと10分のところなのに・・・。
[ 2021/07/11 16:23 ] [ 編集 ]
Σ 大連三世さんへ
アレッチ氷河の脇を歩く途中で撮った花の写真は
この3点しかありません。
他に咲いていたのかなあ~。
[ 2021/07/11 16:25 ] [ 編集 ]
Σ hiroさんへ
hiroさん、こんにちは。
スイスでは何度もヒツジを見かけましたよ。
ヤギも多かったですね。
ニュージーランドにも行く予定でしたが
計画倒れになりました。
留守できる環境になると新型コロナウイルス騒ぎになり
海外渡航は先延ばしです。

現地で100年前の氷河写真を見て現実との大きな違いを目の当たりにしました。
氷河消滅が現実味を帯びています。
地球温暖化を食い止めないと大変な事態になります。
日本沈没も小説のことにとどまらないことになりそうです。

右足首捻挫しながらも皆さんのアシストにより
その後のハイキングを続けられました。
ホテルに戻ってからシャワーすると痛みが増したと云ってました。
ツアー最終段階でしたので何とか最後まで持ちこたえられました。
[ 2021/07/11 16:33 ] [ 編集 ]
Σ さちこさんへ
胃に違和感があっての内視鏡検査ではありません。
単なる毎年の胃がん検診でした。

そうそう、緑の粘性ある液体です。
アルギン酸ナトリウムですね。
食間で服用しましたよ(^_-)-☆

さすがにお詳しいですね。
[ 2021/07/11 16:38 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさんへ
足首骨折だったら大変なことになってましたね。
ドクターヘリで救急搬送、医療費も高額でしょうしね。

あとの旅行日程が少なかった(残り2日)から好かったです。

ヘリ、コプタ・・heli,copter・・どちらも略称として使うと聞いていますよ。

ツキミソウの葉が大きくなってきました。
[ 2021/07/11 16:45 ] [ 編集 ]
Σ えつままさんへ
2004,2006,2008年の3回のスイス行で
それぞれスイス・アルプスをハイキングするツアーでした。
重複することなく、スイスを愉しめました。
花の村を巡るツアーもあり、それぞれテーマを掲げていたことも
スイスを堪能できた要因のひとつと思っています。
[ 2021/07/11 16:52 ] [ 編集 ]
こんなきれいな素晴らしいアレッチ氷河を見せていただきありがとうございます。
モレーンが凄い!
奥様ねん挫されたとのこと、大事に至らなくて良かったですね。
スイスの咲いていた花が懐かしいです。きれいですね。
[ 2021/07/11 21:33 ] [ 編集 ]
Σ tonaさんへ
天気に恵まれたのでアレッチ氷河の写真がきれいに撮れました。
ラッキーでしたね。
モレーンがまるで轍のようで
大きな車が通ったような跡に見えますね。
捻挫にもかかわらず、後の行程をよく歩けたと思います。
ホテル帰着後のシャワーで痛みが増したと云ってました。

花の写真がもっと多いと思っていましたが
3点しか撮っていなかったようです。
ほかに花は咲いていなかったのかなあ~。
[ 2021/07/11 22:17 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

Author:Saas-Feeの風
ニックネームは
スイスの村名に因みます


スイス

偶然 リギ山上(標高1750m)から見えた

スイス空軍ジェット戦闘機6機

(撮影 2008年07月10日)

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