花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


京の五条の橋の上 大の男の弁慶は 
長い薙刀振り上げて 牛若目がけて切り掛かる

源義経と武蔵坊弁慶の最初の出会いは
言い伝えや唱歌では京の五条の橋の上となっており
“五条大橋”の西にはふたりの石像が建てられている。

御所人形風の、なんとも愛らしい弁慶である。

DSC01012-1.jpg

“五条大橋”は秀吉の時代に建設されたので
義経の時代にこの橋は架かっていなかった。

そのころ鴨川に架かっていた橋は
五条大橋の北側の“松原橋”だったという。

DSC01015.jpg

奥に見える橋が“松原橋”で
“松原通”として東は清水寺門前に通じている。

それではふたりが出会った場所が松原橋だったのかというと、
そうでもないらしくて
五条大橋から少し西へ歩いて西洞院通を上がったところの
“五条天神”であったとする説がある。


なお、五条大橋の通りは五条通で国道1号でもある。

DSC01014.jpg 


擬宝珠には“正保二年”(1645年)の文字が見える。

DSC01013-1.jpg  


五条大橋の西には“扇塚”と“太田垣蓮月の歌碑”もある。


“扇塚”  

IMG_2368-1.jpg


“太田垣蓮月(1791-1875)の歌碑 ”
“あすも来て 見んと思えば 家づとに 手折るもをしき 山さくら花 ”

IMG_2365-1.jpg


五条大橋を渡るときは必ず橋の中ほどで立ち止まり
しばらくの間は北の方角を眺めている。

高瀬川や白川で味わえる雰囲気とは
全く異質のそれに浸ることのできる場所だ。

(歩いた日 9月13日(月))
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流石ですね
 おはようございます(^u^)
風さん、毎朝お訪ねしていますが
今日は何をご紹介して下さるのか?
愉しみと少し不安も有ります。
不安は勿論・京都です。
私よりよくご存じだったら恥ずかしいなあ(;一_一)
 そして、今朝は慣れ親しんでいる(いないかな?)五条大橋ですね
初めて愛らしい弁慶を見た時、作られた方?注文された方の発想に吃驚しました。
今では擬宝珠と共にすっかり有名になりました。
>五条大橋を渡るときは必ず橋の中ほどで立ち止まりしばらくの間は北の方角を眺めている<
私も同感です。
今、鴨川(賀茂・加茂)百景として出かけた時に写真を撮っています。
五条大橋からも撮りましたが、やはり北の方向をながめて・・・・(^^♪
 若い頃、お昼の歓楽街”五条楽園”に迷い込んで
異常な雰囲気に、戸惑いと不安感いっぱいだった事が有りました。
 川べりの立派な料亭”ふな鶴”も何時の日か無くなり
今はどなたが経営されているか・・・
五条大橋周辺も少しずつ変わってきました。
 風さん、三条や四条大橋をブログに載せられる方は多いですが、
五条大橋は少ないと思います。
 流石ですね(^。^)y-.。o○
 私も風さんのブログを参考にして散策してみます。
又、今までとは違った目線で愉しめると思います。

[ 2010/10/12 06:21 ] [ 編集 ]
太田垣蓮月?
“源義経と武蔵坊弁慶”の出会いは、五条の橋の上でなかったんですか?。
風さんの説明のように、諸説があるのなら、二人の出会い自体も怪しくなりますね。
と言う話をすると、ロマンがなくなりますから、歴史を信じ、ヒーローの存在を信じることにします。
massanの歴史嫌いも、この辺に理由が、・・・これは言い訳です。
ところで“太田垣蓮月”は初耳ですが。これでは話になりませんか。
[ 2010/10/12 08:46 ] [ 編集 ]
太田垣蓮月
またまた歌人を話題とされて、嬉しく存知ます。太田垣蓮月は二度も夫と死別し、子供たちも亡くなり30代で剃髪した歌人です。歌の世界ではよく知られた人です。
晩年は、若い鉄斎と暮らして、いい影響を与えたようですね。
有名な歌碑も見たいのですが、まだですので、こちらで拝見できてよかったです。
[ 2010/10/12 09:29 ] [ 編集 ]
懐かしの五条通り「
私も少し前に同じアングルから扇塚と義経弁慶像を撮ったことがありますが
意外にこの周りゴチャゴチャとして、撮りづらかったものです
流石にうまく調整されて美しく仕上がっているので感心して拝見しております^^
私が住んでいた頃は、五条通の真ん中にあったのですが、いつの頃からか、こちらに移されてきましたね
[ 2010/10/12 10:01 ] [ 編集 ]
五条大橋、刀泥棒の武蔵坊弁慶が、1000本目の刀を
狙って、牛若丸に決闘を挑んで、夢破れたところですね。
それによって、主従の絆が結ばれた、運命の出会いの場所でしたね。
悲壮な最期を遂げるまでの、壮大なドラマの出発点には、やはり、京の街並みが似合います。

[ 2010/10/12 11:07 ] [ 編集 ]
今晩は
ご無沙汰しました。

牛若丸の頃、五条の橋がなかったなんて、
そんなことは知りませんでした。
疑ってもみませんでした。
なんでも疑って掛からなければ・・・なんて気がしてきましたよ。
[ 2010/10/12 20:54 ] [ 編集 ]
貴兄は歴史に強い!
Saas-Feeの風さん、
貴兄は写真もお上手ですが、歴史にも強い!!!
[ 2010/10/12 21:39 ] [ 編集 ]
本当に可愛い弁慶で、いつも見るたびに笑ってしまいます。疑いもなく五条の橋の上だと信じていました。アレレです。
蓮月は陶芸もした人ですか。どこかで歌集を見かけたような気もしますが、詳細は知りません。
色々教えていただいて物知りになりそうですが、すぐ忘れますので話になりません。
[ 2010/10/12 23:38 ] [ 編集 ]
エッ?そうなのですか?!私もずっと、牛若丸と弁慶は『京の五条の橋の上』で出会ったものとばかり思っていました。
[ 2010/10/13 00:05 ] [ 編集 ]
Σ コスモスさん、鴨川(賀茂・加茂)百景・・
これ、素晴らしい企画ですね。
四季折々の鴨川・賀茂川の情景を撮ることができる
好いなあ・・
毎日でも出かけて撮りたいものと思いますが
それは無理な注文です(泣)

ところでいつごろ出版なさいますか。
確かココログでは記事を製本するサービスがありましたね。
費用がかかると思いますが、ぜひお考えください。

五条楽園・・これは知りませんでした。
繁華街も写真ネタになりますから、こんどは探訪してみようかな。

20年位前の京都出張(島津製作所だったかな)のときの帰りに
立派な料亭では無かったのですが
鴨川沿いの川床に座りました。
何を食べたのか覚えていませんが生ビールは呑んだと思いますよ(笑)
[ 2010/10/13 11:54 ] [ 編集 ]
Σ massanさん、いやあ、どこかで出会ったから
主従関係になったのでしょうね。
どこで出会ったのか、五条界隈と清水寺(かな)と
謂われていますね。
幼い頃の絵本を見ていた記憶がありますよ。

太田垣蓮月については↓に詳しいかたがお二人おられますので
コメントをご一読くださいね。
[ 2010/10/13 11:59 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさん、さすがにご存知でしたね。
富岡鉄斎の幼い頃の先生だったとか・・。
詳しくは知りませんので間違っているかもわかりません。
京阪・五条駅からすぐ、JR京都駅から市バスで行けるはずです。
或いは京都駅から地下鉄で烏丸五条下車して東へ700mくらい。
京都にお出かけの折にはお立ち寄りください。
[ 2010/10/13 13:43 ] [ 編集 ]
Σ マロニエのこみち・・・。さん、確かに撮るときに
アングルを考えてしまいますね。
五条大橋を何度も通るのですが、
写真を撮るのは二度目のように思います。
トリミングして余計な部分を除きました。

どこか、別の場所にあったと聞いていましたが
それがどこだったのか知らないのですよ。
五条通の真ん中とはどのあたりだったのでしょうね。
何かの新設工事による移設だったのでしょうか。
[ 2010/10/13 13:48 ] [ 編集 ]
Σ mcnjさん、1000本の区切りの太刀だったのですよね、絵本にありましたよ。
いつ頃、できた話なんでしょう。
講談にあったのかなあ。
吉川英治さんの創作?
義経伝説はジンギスカンまで及びましたね。
日本人の判官びいきによる伝説が多いようです。
[ 2010/10/13 13:53 ] [ 編集 ]
Σ capucinoさん、昔の五条通は現在の松原通だった。
当時は松並木があったので松原通だった。
そこに架かっていた橋を秀吉が現在の五条通に架け替えさせた。
そのような経緯があったそうです。
[ 2010/10/13 14:00 ] [ 編集 ]
Σ  gettengさん、もともと歴史は好きなほうです。
受験のときには日本史でなくて世界史を選択しましたけど・・。
[ 2010/10/13 14:02 ] [ 編集 ]
Σ  agewisdomさん、詳細を知りませんが
蓮月焼がありますね。
さすがによくご存知ですね。
五条では何度も歩いておられるのですか。
学生の頃には四条河原町と四条大宮くらいしか
歩いたことが無かったのですよ。
近い京都だったのに・・。
[ 2010/10/13 14:07 ] [ 編集 ]
Σ  慕辺未行さん、史実には脚色が入って
いろいろな話が生まれるということでしょうか。
欄干の上に飛び乗った牛若丸が
後年は壇ノ浦で八艘飛び・・。
うまくできていますよね。
[ 2010/10/13 14:10 ] [ 編集 ]
元の場所
またお邪魔です^^
元の場所は、五条大橋の東詰の道路の真ん中の植え込みに
精華大の子達の絵を張り出している細長い建物(まだあるかな・・;)
があると思うのですが、あの東の辺りでした
せっかくなので、私が冬に撮った下手な写真も、URLにリンクして帰ります(^^;
[ 2010/10/13 18:40 ] [ 編集 ]
拝見しました
Σ  マロニエのこみち・・・。さん、
先ほど、伺ってきました。
冬の時期ということが背景をうるさくしていると思いました。
五条大橋東詰ですか・・
そのあたりについては、ちょっと記憶がありません。
次回に歩いたときにその“細長い建物”を探してみます。
ありがとうございました。
[ 2010/10/13 22:33 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

Author:Saas-Feeの風
ニックネームは
スイスの村名に因みます


スイス

偶然 リギ山上(標高1750m)から見えた

スイス空軍ジェット戦闘機6機

(撮影 2008年07月10日)

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