花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その7”からの続き>

ふたつの“力石”の少し先に“證圓寺”が、更にその先には“茂福神社”がある。

180626富田から四日市へ-12OLYMPUS-XZ10

左)“林光山證圓寺”(浄土真宗本願寺派)  右)“茂福神社”

このあたりは茂福町(もちぶくちょう)

・・・戦国時代にこの地を治めていたのが茂福一族

その最後の茂福城主は織田信長の家臣・滝川一益により

長島城で謀殺された(1567年)・・・

その一件で逃れて秘かに匿われていた城主の遺児が

何年も後になって住職となった“證圓寺”・・・

茂福城主の執り行ってきた祭祀を引き継いできた“茂福神社”・・・

・・・そのようなことがそれぞれの場所に掲示されている。


このあたりで見かけた道標・・・いつごろのもの

180626富田から四日市へ-13OLYMPUS-XZ10

【左 四日市   右 いかるが】    そのように刻んであるが・・・。


“茂福城跡”があるというので旧東海道を右折して進むと

近鉄名古屋線の脇に、こんもりとしたところがあった。

180626富田から四日市へ-14OLYMPUS-XZ10

城のイメージは無い・・・城郭の一部分らしい。

左下写真は“梛(なぎ)の木”であり、四日市市制100周年(1997年)記念に

熊野大社(の木はご神木)から取り寄せて植樹したと掲示してある。

Saas-Feeの風は熊野速玉大社の宮司の奥さまからのタネを頂戴し

発芽させ苗木に育てていたが残念なことに数年後に枯らせてしまった。

“【復刻版】熊野詣 10 熊野速玉大社 和歌山県新宮市新宮”


旧東海道と茂福城跡との間で民家の軒先に咲くヘメロカリスを見た。

180626富田から四日市へ-15OLYMPUS-XZ10

Saas-Feeの風の家の庭で咲いているヘメロカリスと同種だ。

“八重のヘメロカリス クリーム色のヘメロカリス それぞれの一番花”


10分ほど歩いて旧東海道が国道一号に接近するあたり・・・

常夜燈

180626富田から四日市へ-16OLYMPUS-XZ10

1902年(明治35年)に建てられたらしい。


その32年前の姿・・・

860302常夜燈国道1号沿い
(撮影 1986年03月02日(日) フィルム写真をスキャニング)

電線の有無のみ・・・かな、違いは・・・


そこを通過した直後の旧東海道

180626富田から四日市へ-17OLYMPUS-XZ10


伊勢國八幡神社跡

180626富田から四日市へ-18OLYMPUS-XZ10

各国に一国一社の八幡として創建された社のひとつとして

広く知られていたそうだが

明治になって別の神社(このあとの道程にて紹介)に合祀され

現在はこの石碑のみ。



最中を買った“清華堂”からここまでの旧東海道はおよそ1.8km

脇へ逸れ、寄り道をし、写真を撮りながら歩いて60分ほど

スタスタ歩くだけなら30分もかからないけどねえ~



マンホールの蓋には市の花サルビアがデザインされている。

180626富田から四日市へ-マンホールOLYMPUS-XZ10

四日市市とサルビアにはどのような関係があるのだろう

Saas-Feeの風は知らない

(撮影 2018年06月26日(火) OLYMPUS XZ-10

<続く>



ここまでの様子はこちらで

“旧東海道・桑名宿・旧跡“七里の渡し”でヒルナンデス!のロケ隊と相前後しつつ~”

“宝暦治水薩摩義士ゆかりの海蔵寺(三重県桑名市)と治水神社(岐阜県海津市)”

“東海道五十三次・桑名宿・七里の渡し”

“桑名宿“七里の渡し”あたりから“長良川河口堰”を見る”

“桑名宿“七里の渡し”あたり 旧東海道と歌行燈句碑”

“桑名城址・九華公園 三重県桑名市”

“その手はくわなの焼きはまぐり 三重県桑名市”

“東海道のシンボル青銅鳥居のある春日神社 三重県桑名市”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その1”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その2”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その3”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その4”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その5”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その6”

“旧東海道・桑名宿から四日市宿へ てくてく旅 その7”



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おはようございます
今朝は荒れてます、そちらもでしょうねぇ~~~
週末も続くようで、鬱陶しいなぁ~~~(>_<) イ-…ヽヽ
[ 2018/07/05 06:26 ] [ 編集 ]
旧東海道四日市宿
お早うございます。

この辺も、バイクで、何回も取材しております。

茂福城跡にも、立ち寄られましたか。

近鉄名古屋線の目の前にあったのですね。
電車に乗っているときは、きがつきませんでした。
[ 2018/07/05 07:21 ] [ 編集 ]
四日市はサルビアですか、珍しい感じのマンホールです。
[ 2018/07/05 07:46 ] [ 編集 ]
おはようございます
綺麗なマンホールの蓋ですね
最近カラー化されてますね、わが市は
カラー化されてません、
旧東海道の旅楽しませていただいてます。
[ 2018/07/05 08:05 ] [ 編集 ]
今日は
立派なお寺や神社。そして
大きな常夜燈ですね。
またマンホールが立派なのに
驚きます。
やはり旧東海道だけあり
色々と見るものがありいいですね。
[ 2018/07/05 08:17 ] [ 編集 ]
歴史的建造物がたくさんありますね。
子供さんたちもそういう環境で育たれ
思い出がたくさんありますね。

滝川一益もこちらに縁のある人ですね。

マンホールも見逃せないですね。
東大ツアーの時古いマンホールを撮り
ましたのに、アップしないで分からなくなり
残念です。それは歴史的に古いものでした。

[ 2018/07/05 08:40 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん、おはようございまいます♪
織田信長の家臣・滝川一益は、大河ドラマにも
登場したことがあるので、名前は知っていましたが、
茂福城主に関しては何も知りませんでした。
城主を調べると朝倉氏となっていましたが、
越前朝倉氏との繋がりが気になります。
城主の遺児が住職となる話はよく聞きます。
以前訪れたお寺でも、仙台藩伊達政宗の弟が住職になっていました。
常夜燈の周りにの電線は無くなって良かったですね。
ご子息と比べるとその大きさがよくわかります。
サルビアの花言葉は家庭内美徳・健康・長寿だそうです。
市の公園などにもたくさん植えられているのでは?
[ 2018/07/05 10:02 ] [ 編集 ]
こんにちは♪
史跡で、よく有る城跡って、本当に何にもないですよね(^^ゞ
道標に興味をそそられて、道なき道?(人があまり行かないから)
を登ると、何にもない平地が有るだけって事、何度か有りましたね。
マンホールはお花が多いですね、松山は椿の花です。
町の中のマンホールはカラーですが、住宅地などは色なしです(笑)
[ 2018/07/05 12:48 ] [ 編集 ]
こんにちは~
マンホールの蓋はとても華やかに見えます。
街の中のマンホールはカラーですが住宅地へ
行くと色が付いていません。
大牟田市の市の花は「椿」です。
[ 2018/07/05 14:30 ] [ 編集 ]
八幡宮
八幡宮は1国1社でしたか。
昔の国の位置づけがよくわからないのですが
今の群馬県には4社くらいありそうです。
八幡宮は大分の宇佐八幡宮が確か総本社でしたね。

滝川一益は前橋にも縁がありますよ。
[ 2018/07/05 19:17 ] [ 編集 ]
きれいなマンホール
古い町並みに鮮やかなマンホールが映えてますねえ。息子さんですか、かわいいですね。
[ 2018/07/05 23:18 ] [ 編集 ]
昨日は雨でこのルートを歩くことはできませんでした。
茂富城址に行くかどうか娘が迷っていたのですが、この項を読んでもしかして行こうかなどと言っております。
時間が限られているので参考にさせていただいて取捨選択です。ありがとうございます。
息子さん、可愛いですね。こんな時に登場とは息子さんも思いもしなかったでしょうね。
それにしても変化の激しい日本景色、こうした石碑などは昔と少しも変わらないと言うことがわかる1枚ですね。
[ 2018/07/06 08:52 ] [ 編集 ]
Σ いかちゃんへ
しばらくはゲーム無しかな。
[ 2018/07/06 15:26 ] [ 編集 ]
Σ mcnjさんへ
茂福城跡・・・あれは電車から眺めているだけでは判らないでしょうね。
あの城跡があること自体を知りませんでしたよ。
[ 2018/07/06 15:28 ] [ 編集 ]
Σ 三面相さんへ
サルビアを市の花に指定してるところが幾つかありますね。
岐阜市、町田市、近江八幡市、筑紫野市・・・
[ 2018/07/06 15:31 ] [ 編集 ]
Σ imaipoさんへ
市内全個所のマンホールが
カラー化されているということではないのですよ。
カラーになるときれいですね。
[ 2018/07/06 15:32 ] [ 編集 ]
Σ ktempleさんへ
今回、歩いてみて初めて知ることが多かったですよ。
こんなものがあったのか・・・。
車で通過するだけではダメですね。
[ 2018/07/06 15:34 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさんへ
滝川一益は信長の美濃攻略のころに属したそうですね。
最後は出家したとか・・・。
波乱万丈の人生だったようです。
そのうちにNHK大河ドラマの主人公になったりして・・・。

各地を歩く最中にマンホール写真を撮っていましたが
それらがどこに入っているのか判らなくなっています。
[ 2018/07/06 15:39 ] [ 編集 ]
Σ hiroさんへ
hiroさん、こんにちは。
茂福家はもともと、越前朝倉家の縁者だったようですよ。
こちらに赴任してから姓を茂福にしたと
何処かの掲示にあったように思います。
遺児が出家するケースは多かったのでしょうね。
政権奪還を企てない証でしょう。

滝川一益は織田信長の重臣でしたから
数々のドラマでも脇に配されることも多いのでしょう。
ちょっと調べると一益の生涯は波乱に満ちていて
それもドラマになるのではないかと思いましたよ。
作家の中に一益を主人公にする小説を執筆しないかなと思っています。
そのうちに大河ドラマの主人公になるような気がするのです。
[ 2018/07/06 15:48 ] [ 編集 ]
Σ ベルさんへ
江戸時代の一国一城制によって取り壊され
あとは廃墟や田畑になることが多かったのでは・・・。
山城はともかくも平地の館・城・砦などは
壊されると荒れ放題でしたでしょうね。

ツバキを市の花にしている市はかなりありますね。
四国なら土佐清水市と黒潮町、三重県なら尾鷲市
九州には多いですねえ。
[ 2018/07/06 15:54 ] [ 編集 ]
Σ 蓮の花さんへ
マンホールの蓋をカラー化すると舗道がきれいになりますね。
九州にはツバキの仲間を市町村の花にするところが多くてびっくりしましたよ。
福岡県だけでも7市町がそうですね。
[ 2018/07/06 15:56 ] [ 編集 ]
Σ 大連三世さんへ
Saas-Feeの風もよくわかっていませんが
八幡神社は全国に66あったそうですよ。
ちょっと調べてみたのですが
八幡様には一国一社八幡宮、一道一社八幡宮、総社八幡宮などがあって
全国にはたくさんの八幡神社、八幡宮があるようです。

武田討伐の関係で、
そちらに出向いていたということでしょうかねえ。
[ 2018/07/06 16:06 ] [ 編集 ]
Σ agewisdomさんへ
次男は今年で42歳ですよ~(^_-)-☆
↑写真のころと同年代の娘がいますよ。
[ 2018/07/06 16:08 ] [ 編集 ]
Σ tonaさんへ
茂福城跡は旧東海道から右へ300m先という表示ですね。
往復してもそれほど時間はかからないでしょう。
いつごろになりそうですかね。
来週の火曜日からは太陽が出るようですよ。
雨の日には愉しさが無くなってしまいますから
晴れた日にウォーキングをなさってくださいね。
[ 2018/07/06 16:15 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

Author:Saas-Feeの風
ニックネームは
スイスの村名に因みます


スイス

偶然 リギ山上(標高1750m)から見えた

スイス空軍ジェット戦闘機6機

(撮影 2008年07月10日)

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