花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


“アンコール遺跡群“プレ・ループ” ディナーは“アプサラの踊り”を鑑賞しつつ”からの続き>

カンボジア(シェムリアップ)の二日目

アンコール・ワットから北へおよそ2km

12世紀に王によって造営された都アンコール・トムがある。

アンコール・トムとは“大きな町”の意であり

アンコール・ワット“プレ・ループ”がヒンドゥー教であったのに対して

アンコール・トムに於ける信仰は仏教であったそうだ。


アンコール・ワットから続く道がアンコール・トムに近づくと

濠に架かる橋の両側にヒンドゥー教の神々と阿修羅の像が並び

その先には“南大門”が現れる。

050409アンコール・トム-1


“南大門”

050409アンコール・トム-2

ラテライト(赤土レンガ)で造られた城壁の高さは8m

周囲は12km(一辺3km四方の正方形)、その城壁は更に濠で囲まれている。

“南大門”の上には四面塔(四面仏)があり、その顔の部分だけで3mあるという。

門を潜るバスと比較すると、その大きさが理解できる。


“南大門”の上の四面仏

050409アンコール・トム-3


“南大門”から1km少々直進すると

“アンコール・トム”の中心“バイヨン”に達する。

“バイヨン”は仏教寺院であり観世音菩薩の四面塔が次々に現れる。

050409アンコール・トム-観世音菩薩-1



050409アンコール・トム-20

五つの塔門のものを含めて四面仏は全部で54(5プラス49)あって

最も高い四面塔は45mあるそうだ。

穏やかなお顔、怖いお顔、いろいろな表情の四面仏だ。

重機も無い時代、これほどの規模の“バイヨン”の建設に

いったいどれほどの人工が必要だったのだろう。

050409アンコール・トム-観世音菩薩-2


無数のレリーフも美しい。

050409アンコール・トム-レリーフ


たまたま出会った少女と一緒にパチリ

050409アンコール・トム-14

カンボジアの“何処か”(聴き取れず)から観光に来たと英語で話してくれた。

話しぶりから富裕層の、教育を受けた少女のように感じた。


“バイヨン”遠景

050409アンコール・トム-16


“象のテラス”と呼ばれている王宮前のテラス

王が閲兵を行った広場とのことで、テラスの長さは350mある。

高さ6mのテラスの壁には象の彫刻が並んでいる。

050409アンコール・トム-象のテラス

写真上段右・・・3本の柱は蓮の花を吸い上げる(摘む)3頭の象の鼻になっている。


“象のテラス”はその北にある“ライ王のテラス”へと続くのだが

Saas-Feeの風は“ライ王のテラス”の写真を撮っていなかった。

残念っ

そこは三島由紀夫の戯曲“癩王のテラス”の舞台になったことにより

国内でその名が知られるようになったらしい。


この後は“アンコール・トム”の東、城壁から直線距離で約1kmほどのところにある

アンコール遺跡群のひとつ“タ・プローム”へ向かう。


(撮影 2005年04月09日(土) プリント写真をスキャニング)



ここまでの様子はこちらで

〝ベトナムから届いた絵はがき”

““プチパリ”の面影残るホーチミン市中心部を歩く”

“ホーチミン市の第一夜をベトナム料理とライブ演奏で”

“メコンデルタの町ミトーからメコン川クルーズへ”

“初めてのベトナム寺院そして象耳魚とライスボール”

“市場と三洋電機、カシオ計算機、富士ゼロックスを見た”

“マングローブ森とベトコン基地跡の“カンザー””

" 天后宮に中央郵便局に聖母マリア教会・・・歴史ある建築物を巡る"

““ソフィテル・ロイヤル・アンコール”の花嫁  カンボジア”

“巨大石造寺院“アンコール・ワット”に吃驚す”

“アンコール遺跡群“プレ・ループ” ディナーは“アプサラの踊り”を鑑賞しつつ”





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ここも広い所なんですね。
それにしても45mの建造物ですか
当時としては大事業でしょうね。
人も金も想像が出来ませんね。
[ 2017/08/13 15:54 ] [ 編集 ]
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[ 2017/08/13 16:20 ] [ 編集 ]
アンコール
こんにちは。

中学、高校の歴史で、勉強しただけです。

こんな、雄大なところだったのですね。


[ 2017/08/13 16:44 ] [ 編集 ]
巨大な遺跡
重機のない時代の建造物とはとても思えないですね。
石の細工も同じく機会のない時代のものとは思えないほどの出来映えです。
[ 2017/08/13 20:49 ] [ 編集 ]
こんばんは
900年ほど前にこれだけの石像技術があったとは
カンボジアは凄いですね もう海外に行くことは
ないでしょうね
[ 2017/08/13 22:18 ] [ 編集 ]
おはようございます
重機も何もない時代に
人力でこれだけのものを作る
凄いですね、日本の寺社、城郭なども
見る度技術の凄さに圧倒されます。
[ 2017/08/14 08:18 ] [ 編集 ]
おはようございます
レンガ造り 地震が心配ですが大丈夫なのですね
歴史を感じる街ですね
[ 2017/08/14 09:37 ] [ 編集 ]
12年前のことをよく記憶されていますね。
私はまだ3年しか経っていないですのに
記憶もあやしいです。
写真を拝見し、思い出すことができました。
多分同じ写真を撮っていますが、アバウト
です。
[ 2017/08/14 09:42 ] [ 編集 ]
おはようございます♪
ちょっと涼しく感じるようになりましたが、カンボジアの暑さは、
毎日がこんなものでしょうね(*^^*)
次女が言うには、鳥は沢山居るけどカンボジアやタイの暑さは、
過酷だよって言ってました。

SFの風さんを見るとそうは感じませんけどね、涼しそうです(笑)
ベルさんも、シンガポールやバリで、暑さは経験してるけど、
どうなんだろうね、我慢出来るなら行ってみたい国なんですけどね。
秋はどこか行きたいわ、長女が計画してるみたいだけど(^^)
[ 2017/08/14 10:44 ] [ 編集 ]
おはようございます~
カンボジアの仏教芸術はスケールが大きいですね。
顔の部分が3mとあるとは想像もつかないですね。
機械がない時代の人力での作業は困難がつきまとって
いたと思います。
[ 2017/08/14 11:26 ] [ 編集 ]
こんにちは
カンボジアの遺跡群は素晴らしいですね。
近隣諸国や東南アジアは言葉と宿泊施設が心配で
観光地として対象外と思っていました。
“南大門”の上の四面仏”素晴らしい!
[ 2017/08/14 14:59 ] [ 編集 ]
消えました
私昨日コメント入れたんですが、消えました。過去にアンコールワットの遺跡の研究と保存のプロジェクトに参加された方のお話を聞きました。でも、ベトナム情勢の悪化で中断、また取り組みそうしてやっと守ってきたこの素晴らしい遺跡、未来に残したいですね。
[ 2017/08/14 23:25 ] [ 編集 ]
こんばんは(^o^)/!
いつも読み逃げばかりで、すみません m(u_u)mスマヌ!

東南アジアはバンコクしか立ち寄ったことがなく、
カンボジアやベトナムなどの旅を、ブロ友様方のブログで拝見するたび、
「行ってみたいなぁ!」と思います。
アンコールワットよりも古い遺跡も残っているそうですね。
他のブロ友様がちょうど紹介されています。
[ 2017/08/14 23:31 ] [ 編集 ]
アンコール・ワットがヒンズー教でアンコール・トムが仏教とは今の今まで全然知りませんでした。
ここも大きな建造物で、複雑に彫刻が掘られ、もう圧倒されました。
本当にどのようにして建造したのでしょう。
エジプトのピラミッドもどうしてと不思議ですが、凄いことですね。
[ 2017/08/15 06:53 ] [ 編集 ]
おはようございます
なんやかんやと理由をつけてだらだらと飲み会、
いかカノの盆休みですぅ~~~(~_~;)ウゥ~~~ン
[ 2017/08/15 09:07 ] [ 編集 ]
おはようございます。

何度やってもコメントが反映されず、昨日は疲れて、今再挑戦です!

全く想像も出来ない凄さですね。
こんな技術があったのに、滅ぶとは何たる事なのかと思うばかりです。
いつまでも後世に残して欲しいです。
[ 2017/08/15 09:30 ] [ 編集 ]
こんばんは~♪
アンコール・トムも、素晴らしい遺跡群ですね~♪

保存状態が、良くないようですが‥‥
もう少し保存に力を入れてほしいですね!
[ 2017/08/15 18:36 ] [ 編集 ]
おはようございます
重機の無かった時代
どうやってこれを造ったのか?
不思議ですね~~
素晴らしい遺跡に感動しています
[ 2017/08/16 07:43 ] [ 編集 ]
タイムトリップ
カンボジアに行ってこられたのかと思ったら
以前行かれたときの写真ですね。
Saas-Feeの風さんがお若い!!
たびたびSaas-Feeの風さんのブログでは
タイムトリップさせられますね(笑)

ご夫婦でアンコールワットを巡られたのですね。
暑かったでしょう。
タイやカンボジアに詳しい友人が誘ってくれますが、
少し涼しい時期に行ってみたいです。
[ 2017/08/16 12:41 ] [ 編集 ]
Saas-Feeの風さん、こんにちは~♪
日本の古い建造物等を見ると、いつも凄いと思いますが、
それはどこの国も同じですね。
南大門、バイヨン等を拝見してつくづくそう思いました。
ベトナムの遺跡ではレンガを繋げるときコンクリートなどの接着剤は
使わずに積みあげているとの説明が受けましたが、
こちらもそうなのでしょうね。
無数のレリーフも見事なものです。

カンボジアには多分風さんと同じ会社の方だと思いますが、
友人のご主人が、15年前頃、井戸掘りのボランティアに何度か
行かれていました。今はそのころと比べると
随分変わったのでしょうね。
[ 2017/08/16 16:20 ] [ 編集 ]
Σ 三面相さんへ
アンコール・ワットよりもはるかに広いと感じました。
アンコール・トムは都ですからねえ。
その中にある寺院がバイヨンでした。
[ 2017/08/20 11:02 ] [ 編集 ]
Σ mcnjさんへ
習ったのはアンコール・ワットでしょうね。
アンコール・トムやバイヨンについては
まったく教えてもらっていなかったですよ~(^_-)-☆
[ 2017/08/20 11:04 ] [ 編集 ]
Σ 大連三世さんへ
道具も工夫してあったのでしょうね。
精緻なレリーフには驚かされました。
[ 2017/08/20 11:06 ] [ 編集 ]
Σ 熊取のおっちゃんへ
最近の海外は怖いですしね。
それよりもSaas-Feeの風には犬の世話があるのでねえ~(+_+)
[ 2017/08/20 11:07 ] [ 編集 ]
Σ imaipoさんへ
ピラミッドを見ていませんが近くに行くと
どんな感じなのでしょうか。
よくまあこんなものを造ったものと思うでしょうね。
[ 2017/08/20 11:09 ] [ 編集 ]
Σ ヒューマンさんへ
地震の無い国なのでしょうね、おそらく・・・。
地震があったら呆気なく崩れるのでは・・・。
[ 2017/08/20 11:11 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさんへ
写真のアルバムにメモしてあるので
それを参考にしながら文章を書いています。
記憶違いや思い違いがあるかも判りませんよ。
[ 2017/08/20 11:13 ] [ 編集 ]
Σ ベルさんへ
そんなに暑かったかなあ~e-3
水を持ってあちこちに行った覚えもないし・・・。
Saas-Feeの風は暑がりなので、暑かったら覚えているはず・・・。
このときは4月初めでした。
カンボジアのでは雨季に入る前の4月が一番暑いとのこと。
4月の平均気温は29.4℃だそうです。
(年間では27.6℃)
[ 2017/08/20 11:18 ] [ 編集 ]
Σ 蓮の花さんへ
完成までどれほどの歳月を要したのでしょうね。
想像を超えていることでしょう。
苦労も大変だったことでしょうしね。
[ 2017/08/20 11:21 ] [ 編集 ]
Σ golfunさんへ
英語や日本語の判るガイドを頼んでおけば
現地語が判らなくても安心ですよ。
東南アジアには何度も出かけましたが
特に困ったようなことを経験していません。
[ 2017/08/20 11:24 ] [ 編集 ]
Σ agewisdomさんへ
コメントの最初からふたつ目のコメントの
“管理人のみ閲覧できます”が
agewisdomさんのコメントでした。
↓送信ボタンの横に“管理者にだけ表示を許可する”があり
右に□がありますね。
そこにチェックを入れると管理人しか読めないコメントになるのです。
もしかしたら送信ボタンを押下するつもりで
□にチェックをお入れになったのかもわかりませんね。
[ 2017/08/20 11:28 ] [ 編集 ]
Σ 慕辺未行さんへ
ご無沙汰しております。
お変わりありませんか。
いろいろと大変でしょうが
お身体だけは大切になさってくださいよ。

ベトナムは日本の古い時代の光景を眺めているような錯覚に陥りますよ。
好いところですから余裕のできたところでお出かけになってみては・・・。
[ 2017/08/20 11:31 ] [ 編集 ]
Σ tonaさんへ
アンコール・ワットのことは中学か高校の社会科で習いましたが
アンコール・トムについてはまったく知りませんでしたよ。
王都だったのですからもっと知られていても好いのじゃないかと思いました。
現在の中高校では習うのでしょうかねえ。
Saas-Feeの風が生徒のころは何十年も前のことなので
履修項目になっていなかったということかななんてことも思いましたよ。
[ 2017/08/20 11:36 ] [ 編集 ]
Σ いかちゃんへ
Saas-Feeの風も呑んでましたよ~。
呑み過ぎになったので現在3日間断酒中です。
[ 2017/08/20 11:38 ] [ 編集 ]
Σ ミーママさんへ
どうしたことでしょう、お手数をおかけしました。
サイトの不具合なのかなあ。
ミーママさんが投稿をトライなさった同時刻帯(アクセス履歴を調べて判ります)に
コメント投稿なさったかたもおられますので
全体的な現象では無かったようです。

文明を誇ったインカ帝国も滅びましたしねえ。
武力には敵わないということでしょう。
[ 2017/08/20 11:44 ] [ 編集 ]
Σ エゾモモンガさんへ
これでも保存状態が好いのですよ~(^^♪
修復や発掘には日本の大学も貢献しています。
[ 2017/08/20 11:46 ] [ 編集 ]
Σ 由乃さんへ
そうですよねえ、どうやって造ったのでしょう。
人力のみだったのかなあ~。
レリーフも精緻で美しいですしね。
[ 2017/08/20 11:51 ] [ 編集 ]
Σ やっこさんへ
ハハハ、12年前の写真を持ち出しています。
当時は若かったなあって思いますよ。

このときは4月で雨季の始まる前で
(ベトナム駐在の友人が雨季になる前に来たらと行ってくれた)
年間では最も暑い時期だそうですが
Saas-Feeの風は暑かったという記憶がありません。

涼しい時期は乾期初めの12月で平均気温が25.4℃とのことです。
[ 2017/08/20 11:54 ] [ 編集 ]
Σ hiroさんへ
hiroさん、こんにちは。
いやあ、びっくりしましたよ。
そのひとがnksoならSaas-Feeの風とは同じ事業部にいた同僚ですよ。
Saas-Feeの風がリタイア後も年賀状のやりとりが続いていたのですが
数年前からそれは途絶えています。
現在は茨城県にいるらしいのですが・・・。
[ 2017/08/20 11:58 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

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(撮影 2008年07月09日)

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